
2025年に開催された大阪・関西万博では、世界中から多くの来訪者をお迎えして成功裏に終了しましたが、大阪・関西万博は、先端技術や新たな社会の姿を示しただけでなく、関西の可能性を世界に印象づけた点でも大きな意義を持つものとなりました。
また、万博の開催により関西国際空港の発着回数拡大など都市機能や交通、外国人旅行者の受入環境などの基盤整備が進んだほか、文化、歴史、食、自然など多彩な魅力を備えた広域観光圏として、関西の魅力を内外に発信する大きなきっかけとなりました。
関西では、今後も、「ワールド・マスターズ・ゲームズ2027関西」の開催や、2030年の大阪IRの開業、神戸空港の国際定期便就航など、インバウンドを関西に呼び込むチャンスが続きます。万博を機に高まった「KANSAI」のプレゼンスを一過性のものとせず、万博レガシーとして広域観光を推進し、インバウンドを関西の成長を牽引する基幹産業に発展させることが重要です。
こうしたことを踏まえ、関西観光本部では、万博後の関西の観光の方向性を示すため、2026年3月、「2030年度にインバウンドの観光消費額で日本一を目指す」という目標とその実現に向けた戦略を定めた「関西ツーリズムグランドデザイン2030」を策定しました。
また、目標の実現には、経済界や自治体、関係団体や企業、国の機関等が一丸となって「ONE関西」で取り組む必要があります。このため、2026年9月、「関西観光戦略実行推進会議」を開催し、グランドデザインで掲げた目標と戦略を関西各界のトップレベルでも共有するとともに、目標の実現に向け、万博レガシーとしてONE関西で広域観光を推進することを宣言した「ONE関西インバウンド観光宣言」を採択したところです。
関西観光本部と致しましても、関係者の皆様方との連携を深め、関西が世界の旅行者から選ばれる「グローバル・ツーリズム・デスティネーション」を目指してまいります。
“ONE関西”で、世界の観光デスティネーション『KANSAI』を創ってまいりましょう。
理事長 松本 正義